「鶴岡ふるさと観光大使」と

    
7日夜、尾山台のイタリアレストラン「トラットリア ロアジ」で「鶴岡の食材を楽しむ会」が開かれた。 
「トラットリア ロアジ」http://restaurant.gourmet.yahoo.co.jp/0000896157/
昨年、ロアジのオーナーシェフの佐藤さんが山形の鶴岡市から、故郷を発展させるために首都圏で宣伝してもらいたいと、「ふるさと観光大使」を委嘱されたのです。
首都圏近辺で活躍されてる佐藤シェフ他十数名の「大使」が集まって食事会をされるという日に、高校の同窓会長さんからご一緒しませんかと私にも声をかけていただき参加できたのです。
この日の出会いは、以前同窓会があったときに、私が同級生の佐藤シェフの活躍ぶりを知らせたくて会長さんに話したことがきっかけだったのです。その後、会長さんは故郷の新聞社に佐藤さんを取材してもらおうと企画していたのですが、その取材の日を決めるのを相談していたら、ちょうど「大使」たちが集まるこの日がいいとのことで決定したといういきさつがあります。
山形からはるばる上京されてきた方たちの中にには、市役所、庄内空港、JA全農庄内の職員の方たちもいます。
庄内地方の新聞社「荘内日報」の記者さんは取材に。
「大使」の方たちは経営者、大学教授など錚々たるメンバーです。
中心に座っていらしたのは、TVでよく拝見していた評論家の塩田丸男さんと夫人でNHKの料理番組でもお馴染みの料理研究家のミチルさん、向かいの席はニュースキャスターの宮川俊二さんでした。山形とはとくに関係ない方たちなのですが、この店の常連さんでオーナーが親しくされている著名人の方たちをゲストにおよびしたのだそうです。
佐藤シェフは大使の任命式の時に「若いときにニューヨークで「国連大使」のお世話をさせていただいたことはありますが、まさか自分が『大使』になるとは思いもよりませんでした(笑)」と挨拶されたとか。
それからは積極的に山形庄内の食材を使ったイタリア料理をお店で提供して庄内の広報活動をするようになったそうです。庄内は海と山の幸に恵まれ新鮮で豊富な食材にあふれているところです。
「温海カブとカリフラワーの赤ワインマリネ」です。
紅い温海カブは最も有名ですが、漬物以外の料理として使われることはほとんどなかったのですが、今回みごとにイタリア料理に仕立て上げられてました。
 庄内牛、庄内豚、庄内麩、庄内浜でとれたガサえび、だだちゃ豆、山形の米の「つや姫」などすべて庄内の食材で提供されました。故郷で慣れ親しんだ食材たちで田舎料理とばかりに思っていたようなものが、世田谷のイタリアンレストランでおしゃれなイタリア料理として変身をとげたのです。 
  
 国産ワインコンクールで受賞された「月山ワイン」は鶴岡市から提供されたものだそうです。
日本酒「しぼりたて麻耶山」は故郷で酒屋を営んでいる佐藤シェフのお兄さまがプロデュースして地元でしか販売してないというものでしたが今回は特別に提供してくださったものでした。ご実家の「萬来屋酒店」http://www.e-yamagata.com/town/03-02/0235432030/index.htm
県人会の女性会長さんは、藤沢周平さんと山形大学教育学部で同級生で卒業式の写真に隣に並んでたと披露してくれたり、スカイツリーの部品は山形で作られたものを東京に運んできてるのだということ、「kibiso」http://kibiso.jp/の紹介では米国のスミソニアン博物館やセントルイス博物館で展示されてるというお話、鶴岡にある慶大のバイオテクノロジーの研究所が世界中から注目されてるということ、庄内映画村等々話は尽きることなく続きました。
塩田夫人が「以前、温海温泉の『たちばなや』に泊まった時にとてもいいもてなしを受けて感動したことがあります」と挨拶されたのです。あとで私は夫人の席に伺って「『たちばなや』の社長も私たちの同級生なんですよ。天皇の泊まる宿として有名な旅館です」とお伝えしたらとても驚かれたのです。
宮川俊二さんには、「私は12月に宮川さんの講演を聞かせていただきました」
とお伝えできてとても嬉しかったです。http://d.hatena.ne.jp/helloelf/20101204
藤沢周平記念館」も開館以来たくさんの藤沢ファンが押し寄せてるそうですが、この「記念館」のチケットを市の方から提供していただきました。
この夜は、盛りだくさんの内容でいろいろな情報を知ることができてとても有意義な会になり、招待いただいたことにとても感謝感激でした。
宮川さんがとても鮮明な写真付きでブログを書いておられました。
http://yasai-marche.com/blog/?p=3863