松下電工ミュージアムで坂倉準三展

汐留の松下電工ミュージアムで先日の鎌倉の展覧会に引き続き建築家「坂倉準三展」を見てきた。鎌倉にある神奈川県立美術館の入場券の半券を提示すれば割引きになるというのだった。
パリのルコルビジュのもとで坂倉と机をならべていたフランスの女流建築家でありデザイナーのシャルロットぺリアンが日本の商工省の招きで輸出工芸指導官として来日したので坂倉は公私ともに深いつきあいになっていく。
ぺリアンは坂倉らと日本各地を見て回り職人たちとも親しく接した。
フランス語を理解し日本輸出工芸連合会嘱託だった柳宗理河井寛次郎らとともに各地をまわったので、柳らは深く影響を受けた。
ぺリアンは、豪雪地帯の農民の生活改善のために工芸品を指導した。農民と協働でつくった作品に、米俵の編み方の応用した長いすのクッションなどがある。
諏訪大社の唐戸」に着想を得た「戸」を復元して展示されてた。

ペリアンは、映画「地球交響曲」の監督の龍村仁さんのご実家の龍村美術織物さんと協働で作品を作ったり、龍村邸も手がけられたりしていていろいろなご縁があったことを知った。
板倉がパリ在住のとき、同じくパリにいた岡本太郎とも親交があった関係で後に青山の岡本太郎邸兼アトリエ(現岡本太郎記念館)もてがけた。


入場券を購入すると、2階のカフェでドリンクが半額になる券がいただけるので、見終わった後にお茶を飲んできた。