日本語スピーチ大会 

阿佐ヶ谷にある杉並区立産業商工会館で日本語スピーチ大会があるので聴きにいってきた。参加者は中国、インド、韓国、インドネシア、タイ、ロシア、イタリアの留学生12名。

最優秀賞はロシアからの留学生だったが、明大大学院で日本の平安時代について研究中だとのこと。ロシア人は日本について「サムライ サクラ ゲイシャ」位しか知識がないので、もっと深く日本について学び、母国の大学で教えてあげたいと思ってるそうだ。
タイからの留学生は、日本の豊かさに憧れて日本にきてみたが、毎日のように、児童虐待、自殺、孤独死のニュースを聞いて心をいためていると話した。
タイではバスのなかで初対面どうしでもすぐ親しくなるし、結婚式には親戚から近所の人たちまでみな手伝いにきて助け合ってるそうだ。
日本社会は、モノを求めすぎたので、愛や思いやりがなくなったのではないかと述べられた。
思わず痛いところを突かれた!という感じだった。
自分の国にどっぷり漬かってると毎日のニュースにも慣れっこになりなんとも思わなくなっていることに気づかされた。
みなさんのスピーチを聞いて、外から見た日本を知ることができてとてもよかった。
最後に琴の演奏があったが、奏者は米国人男性のカーティス パターソンさん。
米国の大学生時代に琴の演奏を聞いて惹かれ来日したそうで、もう25年も日本に住んで海外公演まで幅広く活動しているそうだ。
米国人女性箏者が作曲したという「ミッドナイト レイン」は、いままでの常識を覆したような曲でとても新鮮でよかった。
着物に袴を身に着けたカーティスさんは、日本語も流暢で日本文化をとても愛してるというのがよく感じられた。