カウンセラーの高山直子さん

女性のサポートセンター「じょむ」http://www15.ocn.ne.jp/~jomu/top_top.html
カウンセラー高山直子さんの講演を町屋のお寺で聞いてきた。
高山さんは米国でカウンセラーの勉強をしてきた方だった。
留学中の体験では、米国人のクライアントとの模擬カウンセリングがとても大変だったようです。
親身になりすぎて高山さん自身がストレスで病気になったりして、カウンセラーのカウンセラーであるスーパーバイザーにカウンセリングを受けることになったそうです。
スーパーバイザーは「クライアントの問題をカウンセラーが考えてどうするの。クライアントに取り組ませなさい。その人の判断、選択を信じなさい」と言われたそうです。
学んだ有名な心理学者のことばを紹介してくれました。「人間は、『もっとよくなろう』という力をもっているものだ。それを信じてクライアントと接しなさい」

疲弊していくカウンセラーも多いというのに、どうして高山さんは疲弊してないんですか、とよく聞かれるそうです。

カウンセラーにとって大切なのは、聞くスキル、質問するスキルで、信じることをやっていたら、いつしかクライアントが(良い方に)変化していったそうです。
「そういう方たちを見るのがとてもたのしいのよ」と明るく話され、本当に心からこの仕事が好きなんだなと感じられました。
参加されていた僧侶の方たちも普段電話相談をやっていたり、檀家さんから相談を受けたりする立場にあって、苦労されているそうで、高山さんにアドバイスを求めていました。

高山さんは「一緒に考えていきましょう」「ありがとう」がマジックワードですよとアドバイスをしていました。
高山さんはとてもフレンドリーな態度で明るくたのしく接して
くれるので、とっても相談しやすい方だと思った。

最後に、「自分が、自分らしくある権利」について20項目位書かれたものを配布してくれた。

だれでもこういう権利をもっていて使っていいのですよというのです。こういうふうに生きられたらもっと自由に生きられ、人生が変わっていきそうです。
こんな権利を自分がもっているなんて、考えたこともないですよね。

◆Your Bill of Rights (権利章典)
 (1)他人から好かれない(嫌われる)権利
 (2)他人に怒りを感じ、表現する権利
 (3)自分が失敗する権利
 (4)自分で自分を許す権利
 (5)なんでも完璧にできない権利
 (6)自分以外の期待に沿った生き方をしない権利