松代で法事



とっても寒い長野の冬の朝。まだほとんど人がいない早朝6時過ぎ、善光寺の朝の行事の「お数珠頂戴」に間に合うように急いで向かう。
もうお上人さまの行列は終わっていたが、女性のお上人さまがこれからだというので、毎朝ここにお参りにきてるというおじさんたちと雑談しながら少し待っていたら、いよいよ赤い傘をさし向けられたお上人さまがお着きになられた。ご高齢で足が不自由になられたとかでお車で近くまでいらっしゃってるということだった。赤い傘は天候にかかわらず毎朝お付の方がさされている。
ひざまずいて待っている信徒さんたちの頭の上にお数珠を載せてくださりながら通りすぎていかれた。
とてもありがたい瞬間だった!
この女性のお上人さまは、公家のご出身の方だけしかなれないのだそうです。
http://www.zenkoji.jp/gyouji/index.html
お参りを済ませ急いでホテルに戻り朝食を済ませて、すぐに駅前からバスで松代に向かった。
30分くらいで松代の菩提寺大英寺に到着。他の親戚たちが揃うまで客間でやすませていただき、
住職さんが漬けたという野沢菜をいただきながらしばし歓談。
大英寺は真田家初代藩主真田信之の奥方小松姫を弔うために建てられた。
我が家のご先祖さまには小松姫に仕えた人物がいるという。


法要を済ませお墓参りをしたあと、近くの料亭梅田屋さんで食事。http://www.rurubu.com/sight/detail.aspx?BookID=A2601340
梅田屋さんに大正時代に活躍した女優松井須磨子肖像画がかけてあるのでいつもここを利用するたびに気になっていたので、親戚かどうか聞いたら縁戚関係はないとのこと。
松井須磨子が松代出身ということだけは確かなことだそうだが。