日本語教師 帰国報告会

昨日はブラジル大使館のあと午後からは四谷の国際交流基金で「米国日本語教員帰国報告会」を聞いてきました。
米国の初中等教育機関で2年間日本語授業のアシスタントティチャーを務めてきた若手教員たちの報告会でした。
今回はカリフォルニア州、オクラハマ州、アリゾナ州ケンタッキー州ミネソタ州の報告です。
米国は多種多様なバックグランドの人々が住んでいるということもあり、日本語教育に関心のある地域、日本語はおろか外国語を習得する必要を感じないという地域といろいろですが、それらは日系企業のある地域、日本と姉妹都市になってる都市によっても関連性があるようでした。
学校の授業で外国語は選択制です。
日本語を選んだ理由はポップカルチャーの人気、日本語のユニークさに憧れたなどというものでした。
米国の学校では運動会というものがないそうで、ある学校では日本の運動会をまねて小運動会をやってみたそうです。
プログラムには「入場行進、ラジオ体操、競技」などありましたが、とても好評だったそうです。
日本の料理では手巻き寿司をみんなで作ったり、たこやき、味噌汁、きんぴら、弁当などを紹介したり、書道、折り紙、着物、かるたなどの体験。

アメリカの授業は一時間ごとに教室を移動するので友人をつくれない生徒もいて、一人も友人がいないという子がいたそうです。
こういうところに日本の教育法を取り入れることもできるのではないかと考えたり。

地元の大学に入ってる日本人の留学生や、日系人のこどもさんにも協力を求めて一緒にゲームなどしたりして授業を行ったりといかに日本語や日本に関心もってもらうかと熱心に工夫した様子が伺えました。

元々はタイの学校で日本語教師をやってたという方は、このあとまたタイの学校に復帰するということでした。



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