心がまだ

今朝の新聞に、脚本家 倉本聰さん(80)が講演会で話したことが載っていました。
開高健が死ぬ前に素敵なエッセーを書いてたという話です。「パリの空港で独りの旅人が疲れ果てて、トランクに腰を下していた。心配して聞くと、"体は到着したが心が到着しないんで、今心の到着をここで待っているとこなんです”と言った」.............


これを読んでたら急に、ずっと以前読んだ本の話がよみがえってきました。
日本人の登山隊が荷物を運んでもらうために同行してもらったシェルパたちの話です。
シェルパたちは足が早くどんどん先に登って行ったのです。
登山隊はシェルパたちが休んでるところへやっと追い着いたのですが、ところが、
シェルパたちはいつまでたっても休んで動こうとしないので訳を聞いたら、゛体は到着したけどまだ魂が到着しないので待ってるのだ"と答えたとのこと。




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