よろこびが集まったよりも

震災にまつわる心あたたまる詩を募集して寄せられたものを
テレビの番組でやっていました。
「今の仕事が辛くて辛くてもうがまんの限界がきたので明日には辞表を出そうと思って決断
したとき、この震災のニュースが流れてきた。
映像を見て泣けて泣けて仕方なかった。
早速、義捐金を送った。働いてればこそ義捐金が送れるんだと気づいたので、仕事はやっぱり辞めないことにしました。また来月も給料もらったら義捐金を送ります」というような内容でした。

毎日悲惨な話題が多いですが、そのなかにもたくさんの心あたたまるエピソードも紹介されています。
こういう話を聞いていたら、星野富弘さんの詩が思い浮かんできました。

星野富弘 詩画集「四季抄 風 の 旅」*********
よろこびが集まったよりも
悲しみが集まった方が
しあわせに近いような気がする

強いものが集まったよりも
弱いものが集まった方が
真実に近いような気がする

しあわせが集まったよりも
ふしあわせが集まった方が
愛に近いような気がする