相撲観戦

  
八百長問題で春場所を中止した日本相撲協会では、5月の夏場所(両国国技館)を「5月技量審査場所」と称し、一般に入場無料で公開してくれることになりました。
運がよければ誰でもあの高価な升席に座ることができるのです!それも無料です。
千載一遇のチャンスとばかりにこのニュースが入ってから、息子は地方在住の友人たちにも連絡したり、インターネットや電話を駆使しせっせと応募し続けた結果、数枚(数回)の枡席やイス席を確保したのです!
転勤で地方に住んでいる息子の友人も2人升席を手に入れたそうで、日ごろお世話になっている同僚を招待したとか、、、
このような無料公開は相撲の歴史始って以来のことだというので、興味津々でした。
ダライラマの講演会では2人升席を経験したことがありましたが、4人枡席は今回初めての体験です。こんな上等の席に座れてとても贅沢な気分です!でも荷物があると4人席はちょっと窮屈ですね。周囲を見回すと、4人枡のところに3人とか、2人で座ってる方たちもけっこういます。
昼ころ着いたら席はまだまばらです。
   
アルコールは禁止だそうですが、売店には名物の焼き鳥が限定でありました。
後から来た隣席のおじさんたちが、こちらを覗き、焼き鳥が売り切れてもうないとわかって羨ましがられました。
このおじさんたちも、何回分もチケット入手してました。隣人同士チケット入手の情報や苦労話で盛り上がったりしました。

若い出方さんたちが粋な格好であちこちに立っていてお世話をしてくれるので、ちょっと立ち話で話しを聞いてみました。今回は茶屋はないので、出方さんたちは案内役をつとめるだけだそうです。
相撲が好きだから出方さんになったのかと思ったら、彼は知人の紹介があったからとのこと。紹介がなければこの世界には入れないそうです。普段は、名古屋場所、大阪場所と同行して行くそうですが、九州場所は茶屋がないので行かないのだそうです。普段は茶屋の仕事で客を案内する時、客との会話がとても重要だと話していました。それで太鼓持ちの方も同じようなことを話してたのを思い出し、太鼓持ちの話をしたら、彼は太鼓持ちを知らなかったのです。若いですね〜。
  
序の口〜幕内と交代するたびに行司さんの装束が華やかになっていくのも見ものです。
水をまく人、ほうきで掃く人たち、、、身近で見ると彼らの動作も舞台に上がる役者さんのように見えてきます。
気がつくと貴乃花が審査員として座っています。貴乃花の姿勢は他の親方たちとあきらかに違い、とてもきりっとして威厳が感じられ、さすが往年の大横綱、大スター、、だなーと感動しました。
4時前後になったら、もう客席はだいぶ埋め尽くされてきました。日曜日とあって学生さんたちのカップルや子どもたちも目立ちます。
時折子どもさんたちの声援を送る歓声が響いて
とてもかわいかったです。
白鵬魁聖 の取り組みが注目されていましたが、今日もみごと全勝を果たしました! 
ブラジル出身力士の魁聖はブラジルの人々に大きな夢を与えてくれそうです!