国際交流基金賞受賞 講演会

シンセサイザーの第一人者 冨田勲さんが今年度の国際交流基金賞を受賞されたので竹橋のホールで講演会が開催されました。
「TOMITAサウンド、世界を行く〜シンセサイザーから初音ミクまで〜」

初音ミク」の生みの親クリプトン・フューチャー・メディア伊藤博之さんもゲストだったせいか、観客は若い男性たちが多かったような。

冨田さんは幼少のころ中国に住んでいたそうで、北京市内の天壇公園内で「回音壁」に出会いとても関心をもったそうです。それが音楽へとつながっていったのです。

シンセサイザーを初めて米国から輸入したときは、日本人の誰も見たことも聞いたこともないものだったので空港の税関でしばらく足止めを食ったそうです。

冨田さんはNHKの番組の曲をたくさん作曲していますが、海外でも活躍されていました。

NYの“自由の女神”100年を記念してのコンサート、ドナウ川での壮大なコンサート、長良川の鵜飼いとスティービーワンダーとのコラボ、、今年の春は北京でイーハトーヴ交響曲初音ミクのコラボ、、、、

子ども時代、“ハヤブサ”が飛ぶのを見て憧れてたら、のちにその設計者の糸川英夫博士と巡りあうのです。
「もともと僕は、設計者としての糸川さんに憧れていたんです。ハヤブサ戦闘機が空を飛んでいるのを見て、僕はそれに憧れて、終戦後にその設計者が糸川さんだったことを知った。糸川さんはその後ロケット博士になられて、、、、」

糸川博士は退職されてからバレエを習ったのですが、冨田さん作曲の曲が気に入ってその曲で博士はバレエを踊ったのです。

今後はバレエの「コッペリア」の曲を予定してるそうですが、新しい手法のものだそうで、、、たのしみです!




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