銀座の金春祭り

平和祈念像
前日の新聞で知った北区の藤元高輝(16)さんのクラシックギターのミニコンサートを見るために王子駅そばの北とぴあへ。
藤元さんは3才からギターに興味をもち、ドイツのコンクールで優勝してきたばかりだとのこと。
玄関前の広場にあった「平和祈念像」は長崎の平和公園にあるのと同じ像。

王子にこの像があるのは意外だったので聞いてみたら、長崎の像の彫刻家の北村西望が北区に住んでいたことが縁でここに建立されたそうです。

平和祈念のイベントで市民が折った折鶴。私も一羽折らせていただき平和を祈ってきました。
そのあと銀座に移動し、8丁目の金春通りで6時から始まる「能楽金春祭り」の座席指定券を手に入れました。
路上で能を演ずるというのは初めてのことなのでぜひ見てみたいと思ってやってきました。
開演まで2時間もあるので丸の内まで歩き東京會舘へ。
ロビー2階のギャラリーに上がってみたらウエハライチロウ展をやっていてびっくり。

正月過ぎにたまたま入った展覧会ではじめてウエハラさんの作品をみたので、今年これで2回目です。ご縁がありますね。

まだ時間があるのでカフェで一休み。


ようやく金春祭りの開演で、区長さんの挨拶から始まり、地元の商店会、金春流の先生が歴史などを説明して、これから演ずるというところで雨が降ってきて、場所を移動することになりました。
30分ほどで再開されましたが、演目は縮小されて終了しました。
観客の二人の年配の婦人の方と話したら、奈良からこの日のために上京されたとか。お二人は金春流のお弟子さんだそうで、この日を愉しみにこられたというのに残念でした。
金春流はもともとは奈良にあったそうですが、家康とともに江戸に上がりここに金春流の屋敷を構えていたそうです。