ゲストハウス

鳥取に行く第一の目的は砂丘ではなく、ゲストハウス「たみ」に宿泊することでした。
岡山の友人から、友人たちが運営しているいいゲストハウスがあるからぜひにとすすめられていました。
おもしろそうだな〜なんとしても行ってみたいと思ってはるばる鳥取までやってきたのです。
たどりついたときは感無量でした!
駅は無人駅。
外に出てみたら、さびれた温泉町というふうでほとんど人が歩いていません。
故郷を思い出させてくれました。
目の前には東郷池という大きな湖のような池がひろがっていて雄大な景色です!

ゲストハウス「たみ tami」はみつかりました!

廃屋になった旅館を大阪や岡山出身の若者たちが新しい形態の複合型ゲストハウスにして運営してるのです。

リフォーム資金はネットでの資金援助のクラウドファンデングで集めたようです。
1階は宿泊できるゲストハウスと誰でも利用できるカフェバー。
2階にはシェアハウスとして若者たちがアパートのように住んでいます。
ゲストハウスの手伝いをしたら宿泊料無料で泊めてもらえるそうです。
町ともタイアップして町おこしにも協力してます。
旅人としてきた人がここに長期滞在するようになり、その後気に入ってこの町に定住
した人も何人もいるそうです。
ここから農家にバイトに行ってる人も。青森や千葉からきたとか、、


だからこのゲストハウスはとてもにぎやかです。
近所の主婦が赤ちゃんつれて毎日遊びにきたり、毎晩飲みにくるという男性、、
いろんな人たちと触れ合うことができるのです。
 「たみ」の掲示板です。
「たみの住人です。この町にしばらく住むことになったので生活用品が必要です。不要のものがありましたら譲ってください。ジャー、テーブル、、、、など 」

1泊のつもりだったのですが、結局2泊していろいろなところからきた若者たちと
たのしい交流ができました。
「たみ」にクラウドファンデングで協力したという女性。18切符で日本一周中の青年は世界の孤児を救う活動がしたいとのこと。故郷の県を東京から応援する活動しながらも、ドイツにワーキングホリデーに行くつもりだとか。沖縄旅行にいくつもりが台風で急遽変更してここにきたとか、、
仕事をやめてここでヘルパーをやりながら2ヶ月滞在してるという青年は毎晩お客さん
たちとわいわい楽しく情報交換したり交流してるようです。
いままでわたしが泊まったことがあるゲストハウス数件東京、京都、姫路などのことをオーナーやお客さんたちに話したら、ほとんど知ってました。
食堂の本棚には岡山の友人が書いた世界一周の本を発見!


店を開くとしたら条件の整った場所に開こうとするものだと思いますが、このゲストハウスはあえてあまり人の来ない場所にオープンしたのです。
でも魅力的な何かがあれば人は集まるんだ〜っていうのを証明してくれてます。
収入の少ないアーテイストの卵たちが一時的にゲストハウスのヘルパーをして滞在したり、職場を失って行き場のなくなった若者たちを受け入れたり、刺激の少ない住人にとっては、このカフェにくればいろんな人々と出会い刺激を受けたり、過疎になってきた町に都会から若者たちが住み着いてきてくれたりしてますから、このゲストハウスは大きな役割を果たしてくれてるようです。
社会のいろいろな問題をここでは解決できてるみたいです。
駆け込み寺の役割も果たしてくれたりもしてますね〜

まさにwin-winの上を行く近江商人の「三方良し」になってるじゃないですか〜

クラウドファンデングを考えた人もすごいな〜と、、、
あかの他人にお金を寄付する人もたくさんいることもわかります。
人々を感動!させることができたら、思いがけないことが起こるものなんだな〜というのも実感してきました。

世の中のあたらしい動きも感じることができました。

屋内の写真撮影は禁止!というのも案外いいかも〜
たみを紹介してくれた友人に感謝!!


砂丘に向かう途中の電車でゲストハウスを検索してたら、倉敷のゲストハウスに泊まった人の体験談がみつかりました。
ちょうど翌日は倉敷に行く予定だったのでグッドタイミングでした。

倉敷の観光案内所で聞いたらそのゲストハウスはすぐわかり地図に印をつけてもらいまいした。大原美術館に行く途中の路地の商店街を抜けたところで風流なお店があるな〜と覗いたら、それがゲストハウス「有鄰庵」でした。

ここでも昼はカフェを開いてるのです。
カフェのスタッフの方と話して終業時間を聞いて大急ぎで大原美術館に行き、
夕方やっと「有鄰庵」カフェにたどり着きました。
スタッフさんから有鄰庵のなまえの由来を聞きました。
有鄰庵のオーナーさんは人々との交流を積極的に推し進めてるそうで
宿泊者さんたちにある工夫が行われてるそうです。


スタッフさんたちも毎日たくさんの国内外のゲストさんたちと出会いとても楽しいと語ってくれました。

長いテーブルなので、隣席の方たちとも交流が生まれやすいのです。
名物の卵かけごはん、鳥取名産の黄ニラ醤油。

桃ジュースを頼んだら桃のカタチのグラスでした!

名物の「しあわせプリン」。一個づつ微妙にデザインがちがうところがミソなんです!

わたしも泊まりたかったけど予定があわず残念!でもまたいつか。


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