「忘れがたい異国の靴屋」

「忘れがたい異国の靴屋」という題の60代の男性の新聞の投稿にとても感銘を受けた。
この春モスクワに短期の語学留学にいき、靴の修理をしてもらうために何軒かあたってみたら、最初の靴屋が一番安くてすぐにできるというのがわかったのでした。
それで、最初の店に戻ってみたら、前より高い料金をいうので、彼は猛然と抗議をしたのです。

結局、靴屋が折れて最初の料金で修理をしてくれることになった。
修理をしてもらってる合間にいろいろ話をしてたら、移民で苦労してるようなことが垣間見えてきたのかもしれません。
とても丁寧に修理してくれたのを見て、少し上乗せして差し出したのです。
そうしたら、喜ぶどころか、厳しい顔してからすぐにこやかに最初の金額の半分を提示してきて決してそれ以上は受け取らなかった、という話でした。

とても短いストーリーですが、映画のワンシーンを彷彿とさせるような話でした。