クラウドファンディング

IT起業家の33歳の家入一真さんの本を読んで、とても衝撃を受け、実物に会ってみたいと思ってたら、家入さんのイベントがあるというので早速申し込みました。

家入さんの経歴は中学高校時代にひきこもりで高校中退し、新聞配達など経験しながらインターネットで起業するようになり、その会社があれよあれよというまに成長し、ジャスダック市場に20代で上場しジャスダック市場最年少社長となったのだそうです。
現在はその会社を部下に譲り、また新しい事業を立ち上げてるようです。
新宿職安通りに面してるカフェバー「 Naked Loft」http://www.loft-prj.co.jp/naked/が会場です。
夜7時半からはじまるのですが、6時半に集合というので行ってみたらまだ客は数人です。
客のドリンク代金の過多によって出演者のギャラが決まるという形式のお店だそうで、始ってからは家入さんがしきりに会場のみなさんにドリンクの追加を勧めます!

今日のタイトル
クラウドファンディング 〜ソーシャルメディア時代の資金集め〜」

アート、社会貢献、エンターテインメントなど、様々な任意のプロジェクトに対する支援金を、ネットを通じて集め実現するクラウドファンディング。日本でのパイオニアである【CAMPFIRE】と【READYFOR】の2サイト代表者と、見事プロジェクトを達成した実行者が一同に会する!資金集めの経緯や、支援者とのつきあい方、今後の課題など、クラウドファンディングの現在と未来を語ります。

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クラウドファンディング」のクラウドは、「crowd」で、
何かやりたいけど資金がないという人たちのために作ったサイトのことです。
家入さんの作ったのが【CAMPFIRE】http://camp-fire.jp/、慶大大学院生の米良はるかさんのサイトが【READYFOR】https://readyfor.jp/です。
自分の夢を実現したいけど資金がないという人がこれらのサイトに登録して、資金提供を呼びかけるのです。それを見て共感した一般人が寄付をして夢を叶えてあげるというものです。
今までにあったのとの違いは、企業などの組織に多額の資金を出してもらうのでなく、一般人に少額を寄付してもらい、見返りはお金ではないというものです。

米良さんがこの事業立ち上げを思い立った動機はと聞かれた返答は、親は一流企業就職を勧めたのですが、20年30年先のことまで考えると大きな組織に入るより、なにか自分でやるほうがいいと思ったのだそうで、最初にパラリンピックのスキーチームを応援して2ヶ月で百万円の寄付を集めたのだそうです。
これらのサイトを利用して成功して有名になってるのが早大生の税所篤快(さいしょ・あつよし)さんhttps://readyfor.jp/projects/14
日本版「ドラゴン桜」をバングラデッシュで実行したのです。
田舎の貧困家庭でまともに教育を受けられない学生たちに教育の援助をしてバングラデッシュの一流大学に合格させるというプロジェクトを立ち上げ成功したのです。
税所さんは、とっても明るくエネルギッシュで自信に満ち溢れてるような方でした。
なぜこんなことをするようになったのですかという問いには、彼女にフラれて大打撃を受け、その負のエネルギーを貧困の人々に夢を与えようとプラスのほうにもっていったのだそうです。
植村直己さんに憧れてるので、やはり世界5大陸制覇を目指そうとこれからは他の国々への準備中だそうです。

利益を得るビジネスは考えないのかという質問には、金儲けのビジネスは後回しだとのこと。

デザインのいい車イスを開発した人、原発ドキュメンタリー映画
作った人たちも登場しました。
政府に助成金の相談したけど前例がないからととりあってもらえなかったので、あきらめていたところにこのサイトを知り実現にこぎつけたのだそうです。

最初にやることは、お金を集めるということよりも、「共感者」「ファン」を作ることだそうです。
またこのサイトの特徴は、支援者のコメントがあることで、あたたかい応援のメッセージを受け取る事で元気がでるのだそうです。


車イスの開発した人は、他人事のように思ってた障害者のことを考えるようになっていったことで、成長する自分に気づいてもいったとも話していました。
「民衆」から支援されていったらだんだん「メディア」からも支援されるようになっていったそうで、ここに登場した7人のみなさんはNHKや「ガイアの夜明け」や新聞などにも取り上げられた方でした。
多くの人に知られるようになっていくことで、だんだんビジネスにもなっていく可能性がでてくるのだそうです。
米良さんは、スイスのダボス会議に招待されてるのだそうです。
休憩のときに、ドラゴン桜の税所さんと話ができました。
バングラデッシュで活躍してる山口絵理子さん、渡辺大樹さんのことを話しましたら、もちろんご存知でした。
私の娘が山口さんのバングラデッシュの会社の視察ツアーに参加してきたことなども話したらとてもにこやかに応対してくれました。
学園祭の講演会でホリエモンが税所さんのことを話題にしてましたよともお伝えできました。

肝心の家入さんは、かなりお酒が入ってるようでまともな話しが出てこない状態でした。
でも家入さんのことを知ったことで、今日のイベントに参加ができたのです。
世の中がどんどん新しい時代に入っていってるということを知って有意義な時間を過ごさせていただきました。