安藤さん

昨夜はまた102歳の安藤さんの講演会でした。
最初に、今発売中のNHKの「団塊スタイル」という雑誌に安藤さんが載ってますよと紹介されました。
今回は安藤さんの日常生活についてでした。
ご自宅に置いてあるものが次々と写真で紹介されたのですが、安藤さんはいろいろと自家製のものを作ってるのです。
手作りのものは、味噌、醤油、ヨーグルト、化粧水など、、、
ヨーグルトは戦前、しごとでデンマークに行ったときに教えてもらってきて以来作り続けてるそうです。
化粧水は山に行って採ってきた薬草でつくってるのですが、これを全身につけてるおかげであかぎれもシミもできないすべすべした肌を保つことができてるのでした。
80キロのコーヒー豆が配達されてきた様子が写されました。
運送屋さんが重くて持てないので、安藤さんが手伝ってるのですが、ほとんど安藤さんがもちあげてるみたいでした。
若い時100キロくらいのものはいつでももってたそうですが、いまだに重いものが持てるのです。若い者には負けないんです!

アルプスの登山道を歩いてる写真では、ちょっとつまづいたようだったのですが、すぐにバランスをとるのがうまいので全然転ぶことはないのでした。
長年の経験だそうです。
あるとき電車に乗ってると80代のような人が前に立ったので、席を譲ってあげたそうです。
その客は、安藤さんは自分より若いと思ったようです。
戦争に参加した話になったときに、どうも話がかみ合わないなと気付いたその客に、安藤さんは、戦争は支那事変ですよと言ったのでお客さんはあっけにとられたみたいです。
電車の中で安藤さんの話をなにげに聞いてしまったお客たちは、あることに気付いて総立ちになってみな席を譲る態勢になったとか、、、その話とは、、、、学生時代にカフェに通った話をしてたのです。その時代に学生だったとは、、今の年齢は、、、と頭の中で計算したら???歳くらい!
毎朝の散歩で井の頭公園で会うホームレスさんたちとの交流の話もとてもおもしろかったです!差し入れ!してあげたことがきっかけで、、、、、思わぬことが!!!
安藤さんの生家は自給自足の生活で、綿まで栽培して布を織ってたそうです。
その綿の収穫はこどもたちの仕事なので、しばしば登校禁止を命じられるのです。
あるときは、ふろしきに教科書を包んで、竹やぶに隠しておいて親の目を盗んで学校に
逃げるように登校していったのです。
だから登校拒否ということばがでてきたときは、意味が理解できなかったそうです。

今度は妖艶な女性の博多人形の写真がでてきました。
この人形はある女性をモデルに博多人形作家さんが製作したものでした。
その女性の話はなんと光と闇のある切ないようなストーリーだったのです。

松任谷由美さんの実家の老舗の呉服やさんの話もでてきました。

安藤さんは常におもしろいエピソードに囲まれた生活をしてるので話のネタに不自由しないのです。
今回も会場は活気にあふれた若者たちでいっぱいでした。