台湾からのお客さま

米国と台湾と離ればなれに住んでる台湾人一家が東京で合流したそうで、我が家のファミリーと会食したいという連絡が入りました。
あわただしい日程のなかでの貴重な時間をさいてまでの会食だったので、短い時間でお店選びもしなくてはならず家族で大わらわでしたが、なんとか総勢9名の予約がとれてほっとしました。

新宿駅から近いので集まりには便利で、高層階なので夜景がきれいに見えます。

日本的なおもてなしをしてくれるところなので外国人の接待に人気のお店のようです。
私たちが先に会場に到着し、お客様をお待ちしていました。
少し遅れてあらわれたお客さまご一行のお顔を拝見してびっくり!!
想定外の方がいらしたのです。
お父様の女性秘書さんでした。
彼女が同行してるという話は聞いていなかったので彼女の席は入っていません。追加できるかどうか心配したのですが、なんとか追加してもらえることができてほっとしました。総勢10名になりました。
何年か前台湾に招待されたときに、この秘書さんが日本語のできる夫とともにいろいろ私たちの滞在中ずっと世話係りをしてくれ食事も共にしてくれてたのです。
彼女は再会を喜びとても人懐こい態度で笑顔満面で両手を拡げてハグしてきます!こちらが少々戸惑ってしまうようなくらいの、、(^◇^;)ヽ
秘書さんのうしろにそっとたたずんでいらしたのが今回初対面のおばあさまでした。
おばあさまとは、以前電話で話したことがありました。
とてもきれいで丁寧な日本語で話すので驚いたものでした。
孫が私たち一家にお世話になっているということでぜひ私たちに会いたいとの意向だったのです。

父と秘書さんは英語でしか話が通じないのに、80代のおばあさまは日本語がほとんど普通に話せるのには驚きでした!
台湾生まれだというおばあさまの話によると、子ども時代は日本に占領されてたので学校では台湾語は禁止で日本語しか話せなかったそうです。9年間日本人の教師に日本の教育を受けたのだそうですから日本人と同じくらい話せても当然だというのがわかりました。日本人教師の名前をいまだに覚えていました。

夫婦で毎年のように日本旅行にもきてたそうですが、開業医のご主人が亡くなってからはメイドさんと暮らしてるそうで、趣味は日本の雑誌を取り寄せて読んだり、国際放送版NHKTVを見ることなどだそうで、とても親日的だったのです。
日本語を話すのも好きなのにだんだん日本語を話す友人たちもいなくなったと寂しそうでした。
ご高齢なので日本旅行や東京の街を歩くのはさぞお疲れかと心配したら、まだまだこれぐらいは大丈夫とのことでほっとしました。
おばあさまの孫にあたる青年が米国での学生時代に、日本の首相と会ったというエピソードを話題にしたら、おばあさまは首相の名前をご存知だったのに孫の快挙のことは初耳だったのです!
留学生活が長い孫とはいままで会う時間が少なかったので、孫の生活を私よりも知らないのでした。
彼ら父子は世界のVIPとのかかわりを持つことが珍しいことでもなくこういう話にはそう驚くこともないようでしたが、、
彼が10年以上前最初に我が家へホームステイに来たときに書き残していったゲストブックなどをお持ちして見せてあげたりしたのですが、とても興味深く見ていましたから、お持ちしてよかったなーと思いました。
最初に出会たっときには、まさかこんなに長くつきあいができるとは誰も想像できなかったので互いにいいご縁に感謝してお別れしました。