たっちゃんの紙芝居


お寺で「紙芝居」やさんの講演がありました。
紙芝居と聞いて、昔ながらの紙芝居をやってる人の話かと思ったら、古いなかにも新しいスタイルで活動しているというとてもユニークで楽しい方でした。
お寺の本堂に入ったら、そこには自転車が止めてあったのです!!本堂に自転車とは!!初めてみる光景です。
荷台には紙芝居の箱が載せてありました。
講演時間になったら、楽しげな音楽と同時に人力車夫さんのようないでたちの紙芝居やさん「たっちゃん」が愉快そうに登場してきました。
たっちゃんは、今朝名古屋から車に自転車を積んで来てくれたそうです。
たっちゃんは、劇団に所属してたそうですが、その後いろいろな職に携わり今の紙芝居にたどり着いたそうです。
現在は名古屋で演奏家、脚本家さんたちと「マーガレット一家」
http://ehongeki.com/というグループを作っていろいろなところで活動してるそうです。 
  
劇団に所属してただけあって、とても演技力がありすばらしい声楽も聞かせてもらいました。
既成の昔話の作品もあれば、年代階層に合わせたオリジナルの作品もあります。
いろいろな小道具で音響効果を高めたり、クイズ形式があったり、みんで体操になったり、合唱になったり、プレゼントがあったり、コミニュケーションをとりながら、、、、たくさんの工夫が凝らしてありあっという間に時間がたってしまいました。

結婚式でも二人のなりそめなどをオリジナルの作品にして上演してくれるそうです。

たっちゃんの活動がNHKで放映されたのでその様子をビデオで見ることができました。
ある母親がたっちゃんの活動を知り、自分の子どもが入院してる病院に来て紙芝居を見せてもらえないかと相談されたのがきっかけで、小児科の病院でも活動するようになったそうです。
その日小児科病棟を訪れたたっちゃんは、ホールで紙芝居をやっています。子どもたちはいろいろなスタイルで座っています。
みんなはどんどん紙芝居の世界にひきこまれていってる様子です!
とっても楽しそうに笑っています!!
ベッドから出られない子どもたちには、そのあとまた個別に訪問してあげていました。
母親たちは「子どもの喜ぶ顔、笑い声を久しぶりに見ました」ととっても嬉しそうです。

この様子を見ることで、たっちゃんは、「こういうことをしてていいんだよと言ってもらった気がする」「自分が生きていく意味がつかめたようです」と語っていたのがとても印象的でした。



最後に観客全員と握手してプレゼントを渡してくれたんです!!