日本滞在日記

某日日記
滞在中のD君をまた車で市役所に連れていってあげました。
前を走ってる車を見て私が「あの車は小型なのに軽自動車じゃないんだね」って言ったら、彼は「どうして軽自動車じゃないってわかるんですか。免許にも種類があるんですか」って聞くので、ナンバープレートの色の違いを教えてあげました。そうですかーって納得していましたが、彼も毎年のように来日したり、1年間日本の大学に留学もしたのに、まだ知らなかったことがあったんですねー。
一人でアパート暮らしの生活だったらこんなささいなことを学ぶ機会はないのかもしれませんね。
私たちと暮らしたり、あちこち一緒に出かけることでたくさんのことを覚えていくんですねー。
某日日記
NHKの大河ドラマ平清盛についても彼なりに少し勉強していたようでいろいろ質問してきます。
思いつくままに日本人が常識的に知ってることを話してあげました。
「おごる平家は久しからず」ということばを教えてたら、急に思い出して平家物語の冒頭の部分を口ずさんでみましたが、かろうじて覚えててほっとしました。
またそこから「源氏」「勧進帳」「18番」「関所」という話にまで発展していきました。
日本人と会話するとこういうことばがでてくるし、歌舞伎や能の題材にもなってるので、これらのことをちょっと知ってたほうがいいですよね。
私も彼の質問に答えてるうちに、いつのまにかいろいろな知識を復習しているのに気づきました。

某日日記
毎日寒さにふるえながら夜遅くに帰宅してきて真っ先に喜ぶのがコタツです。
「あーコタツはいいなー!コタツはいちばんだねー!  ニューヨークではこたつもないのによく生活できたなー」(^◇^)と毎晩あったかいコタツに入って大満足のようです。
タツの上でもノートパソコン広げて残りの仕事をやっています。
我が家は堀ごたつ式なのでイスの生活に慣れてる外国人にはとても人気です。
ブラジルのGさんは、「いつかブラジルで家を作るときは、掘りごたつを作りたい!」って大変な惚れようでした。
外国人が日本滞在で体験した本のなかにもコタツのことが載ってたそうです。
日本の文化にはほんとにいいものがあったんですね。
彼は新居探しで不動産やさんにあちこち案内してもらって見てまわったそうです。
NYでは友人たちに「よくそんな狭いところに住んでるねーって驚かれてたのに、そのNYの部屋よりもっと狭いですよ。東京のマンションは。でも室内の構造はなかなかいいですよ」
彼は日本の建築技術や文化にしきりに感心しています。

今朝バッグの底から見つけたものですってもってきました。
ブータン国王結婚式に招かれてブータンに行ったとき空港で渡されたカードだそうです。