外国人の弁論大会

Eテレで「外国人の弁論大会」を観ました。
外国人から見た日本の感想を聞くこの大会が好きで、ずーっと昔都内であったときは会場まで見にいったことがあります。
そしてそれだけでは満足しなくて、もっともっと知りたいと思って、主催者団体に、この大会の文集などがないかと問い合わせして取り寄せたこともありました。
それが縁で米国の高校生たちをホームステイすることにもなっていったのでした。


今回の弁論大会で感銘受けたのは、インドネシアからの留学生でした。

子ども時代からドラエモンの影響で、日本に行ってどら焼きを食べるのが夢だったそうです。
彼の大学の研究室の机の引き出しにはどら焼きがたくさん入っていました(^∀^)

昨年、東日本大震災のときは、インドネシアから救援隊が来ることになったので彼は通訳を頼まれたそうです。通訳がいなかったら救援隊も中止になるといったそうです。
留学生たちのほとんどは帰国したり、また津波がくるのではないかと恐怖で引き受ける人がいなかったそうです。彼は、自分もスマトラ沖地震を経験しており親族もだいぶ失うという辛い経験をしてるので、被害者たちの心情をよく理解してたので通訳を引き受けることにしたそうです。

いざ東北の被災地へ着いたら、外国人のボランテアたちがたくさんいたのに驚いたそうです。
子どもたちと遊んでいたり、炊き出しの料理を作っていたり、、、、
外国人たちの様子を見ていると、日本語は全然できない人たちだったのに気がつきました。
そして不思議に思って観察して見てたら、彼らは世界共通の「言語」をもっていたのだそうです。
その世界共通の「言語」とは日本語でも英語でもない「こころ」だったのです!!
そうそうこれ!なんです!
これさえあればちゃんとコミニュケーションがとれるのです!

私がホームステイや外国人と交流してることを日本人に話すと決まって質問されるのが、「あなたは英語が得意なの?」「料理はどうするの?」なんです。

私にとってはそんなことは問題でないので、考えたこともなかったのです。
ただただ異文化の人々と交流したいという思いが強く、一生懸命考えてるといいアイデアも浮かび自分なりに通じるように工夫してコミュニケーションをとれるようになっていったのです。

いままで漠然としていたのですが、インドネシアの留学生のこのことばから「もう一つの言語」の存在をおしえてもらったなーと思いました。