津軽三味線

お寺で津軽三味線の演奏を聞いてきました。
奏者は静岡県のお寺の僧侶です。

仏教大学の学生時代はバンド活動、その後はいろいろな職を経験し、あるときから津軽三味線とのご縁ができたそうで、
著名な歌手のバックで演奏してる師匠の門下生になっておられるそうです。

津軽三味線の歴史を語りながら、何曲も演奏されました。


津軽三味線の歴史には悲しいストーリーがありました。
盲人の人々の過酷な生活、津軽の厳しい生活環境(凶作等)、、
創始者の方はイタコの女性と結婚したそうですが、それで厳しいイタコの修行を知り、そのような修行も取り入れたとか。

奏者のお坊さまはときどき津軽を訪れてその土地の環境を感じ取っておられるそうです。
着物の上にきれいなお袈裟を重ねておられたのですが、檀家さんの女性が描いてくださったという般若心経の文字がデザインされてたとてもすてきなものでした。

何度か津軽三味線のコンサートに行ったことがありますが、このお坊さまのは今まで聞いたものとはあきらかに違うものを感じました。