庄内弁をしゃべる会


尾山台のイタリアレストラン「トラットリア ロアジ」のオーナーシェフの高校のクラスメートから「庄内弁をしゃべる会」を企画したからという案内状をいただきました。

オーナーの佐藤君
http://recipe.gnavi.co.jp/chef/1741.html
トラットリア ロアジ
http://r.gnavi.co.jp/a181100/

お店の常連さんで界隈に住んでる庄内の出身者、故郷の友人たちが集まりました。
わたしだけ唯一県外出身者だったのですが仲間入りさせてもらいました。
オーナーは若いころNYの国連大使公邸に勤めていたという有能なシェフですが、最初の挨拶で、鶴岡の話題の名店アルケッチャーノ、銀座のサンダンデロの奥田シェフについて話したのです。
http://www.ques.co.jp/alchecciano/
奥田シェフとの出会いや、彼との関係を大事にしたいという話から奥田シェフを敬愛している様子がわかりました。
自分よりずっと若い奥田シェフにたいしてとても謙虚な姿勢に好感をもちました。
奥田シェフを小さいころから知ってる私としてはとても嬉しい話でした。

庄内から最近上京したばかりの若い女性の話によると、最近の若い人たちは純粋な庄内弁を使うこともなくなってきて、故郷で同居してた祖父母の会話が全部理解できなくなってきてると話していました。
上京して何十年もたってる人が多いので、故郷のことばがなかなかでてこない状態でした。
おもしろかったのは、東京生まれで毎年庄内の母の実家で夏休みを過ごしてきたという若い女性が一番庄内弁をしゃべってるのです。
彼女にとっては、祖父母のしゃべることばが、まるで異国のことばに思えておもしろかったようです。

自己紹介では、学校の勉強は大嫌いだったけど、中学生のときからシャンソンを聞いたり歌うのが大好きだったという女性が、上京してからシャンソンのファンクラブに入って著名なアーテイストたちにたくさん会えたと楽しそうに語ってくれました。
リクエストに応じてシャンソンを歌ってくれたのですが、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語の歌まで原語で歌えるといって、何曲も口ずさんでくれたのです。
嫌いなことを無理やりやるより、好きなことをやったほうが人生は豊かになるんだなと実感しました。
中学を出て上京し就職した会社がいい会社で、今は海外出張までいってるという男性もいてとても活き活きしたものを感じました。
みな地方から上京し、それなりに紆余曲折があって大変なことをいろいろ経験してるんでしょうが、
がんばって乗り越えてきて今を輝かせているんだろうなと思わせるような素敵な方々の集まりでした。


今日は庄内から取り寄せた食材で特別メニューをつくってくれました。
だだちゃ豆のアイス、庄内牛舌の塩漬け、孟宗竹の汁、佐藤錦のリゾット、だだちゃ豆のティラミス、さくらんぼのムース、等など。
  
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