多文化共生

国際交流基金青山学院大の共同研究の多文化共生シリーズにまた参加してきました。
今、受験の時期で大学構内が使えないので会場はアイビーホールでした。

◆テーマ:多文化主義は失敗したのか:欧州ムスリム移民の視点から
講師は同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授

ヨーロッパの多文化主義の実態について。
ヨーロッパといっても其々の国によって随分扱い方が異なっている。
民族文化が争点ではなく、宗教文化(対イスラム)が争点。
フランスでは、ムスリムの女性たちが公衆の前でスカーフをかぶるのも禁止しているのに、オランダでは公立で宗教の学校まである。
実際はイスラム教について多くの人々に本当には理解されていない。
イスラムの人々やイスラムの研究者でさえイスラム教について知ってるとは限らない。
誰でもがよく知ってるあの著名な作家でさえ、9.11のころ雑誌で「イスラムの人々は飢えても豚肉を食べない」と発言してたが、実際は「飢えたときは豚肉を食べてもいい」とコーランには書いてある。

「自由」についての考え方も宗教や国によって異なっている、、、
等々。

宗教の問題はとても難しい問題だということがわかってきました。
宗教を受け入れないと暴動に発展してくことがあり、寛容すぎるともともとの国民と交わろうとしないで言語や習慣などの問題が起き、孤立した集団を作り巨大化していったりして社会問題になっていくのです。



終了後、隣接しているカフェでひと休み。


帰りは表参道をぶらぶらしてきたのですが、ヒコみづのジュエリー専門学校http://hikohiko.jp/の卒業制作展やフランクロイドライト展などが見れました。