アジア リーダーシップ フェロー プログラム シンポジウム


国際文化会館国際交流基金の共同事業のプログラムで、アジア各国の様々な分野の研究者たちが招聘され、研究発表が行われました。(同時通訳)
最初に明石康 国際文化会館理事長が挨拶されました。
司会は立教大学副学長の李教授です。
最初に話されたのが、日本人女性でした。
国連で人道支援の担当されてる関薫子氏で、今回18年ぶりの長い(2ヶ月)帰国になったそうです。
英語で話されました。
国際的な犯罪解決に向けて、国連では諸外国から集めた文民警察を組織して、問題のある地域に派遣し紛争を解決してるのだそうです。日本では国連に警察を派遣するつもりはないということだったのですが、実際に今回日本の若い人々と話してみると、希望者がいるということがわかった。いつまでも日本人はアウトサイダーでいられるか。オブザーバーとしても参加できる。

他のパネリストは、韓国の気候変動活動研究所代表、中国の法学部教授、タイの映画評論家、パキスタンジェンダー研究家、スリランカ社会人類学者です。

ジェンダーの女性研究家は、「いろいろな国にいってジェンダーについて有識者たちに話すがみな、自分の国にはそのようなことはない。一部の問題だ。個人の問題だと取りあってくれなかった。
日本の少子化問題、移民の問題もジェンダー問題と関わりがあるのに結び付けようとしない。いつまでも個人の問題だといい続けていて目をそらしていたら、社会の問題も解決しない。」と語った。

終了後のパーテイで、たまたま国連の関さんとお話することができました。
我が家に以前米国の高校生がホームステイに来たのですが、彼の母が国連に勤務していたのです。
彼から聞いた母の地位と英国のチャールズ皇太子とのエピソードや、当時の国連アナン事務総長と家族ぐるみのつきあいがある方だったといった話などしたら、関さんはとても驚かれてました。国連のことに詳しい人物にいつか出会ったら、話してみたい出来事だったのですがやっと実現できました。