スーパープレゼンテーション

Eテレでいい番組やってるよと友人からすすめられていたけど、まだ1、2度しか見たことがなかったのが「スーパープレゼンテーション」でした。

そうしてるうちに渋谷ヒカリエ で「スーパープレゼンテーション」のイベントがあることがわかり最終日の昨日行くことができました。(6月29日〜7月1日)

「スーパープレゼンテーション」は米国カリフォルニアで毎年行われている講演会(TED)をとりあげたもので、このTEDは学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行ってるのですが今世界中で人気になってるのだそうです。

ヒカリエの会場には番組でとりあげた発明品の展示&ワークショップ、過去に放送した「スーパープレゼンテーション」の中から、興味を持った回を視聴することができるライブラリーコーナーもありました。
わたしも気になるテーマがいくつかあったので、2,3聞いてきました。


LAの映像プロデューサー、ミック・エベリングさんが難病ALSに侵されたアーティストを救うため、仲間と共に開発した、眼の動きで絵を描くツール「アイライター」。

わたしも体験させてもいましたが、うまくいかず残念!

  ■古着生活のすすめ 

NYブルックリンのグラフィックデザイナー、ジェシー・アリントンさんがプレゼンした「古着生活」のすすめ。新品の洋服を買うよりも、出会いを信じて古着で着まわしする方が財布にも環境にも優しいのだというジェシーさんが特別に、日本の女性向けのクールビズファッションをNYの古着でコーディネートしたものです。

今夜のNHK「クローズアップ現代」でも「アイデアが世界を変える」と題してこの「スーパープレゼンテーション」を取り上げていました。
この番組を見た日本のビジネスマンたちも影響を受けて変わっていったそうです。
プレゼンの仕方の工夫を変えた人、いままでに語られてきた経営戦略を覆すようなプレゼンを見て、違う視点で見ることに気づき経営状態が良好になっていったという話など。
芸術家は芸術系だけの話、ビジネスマンはビジネス系の話題だけにしか関心を持たなかった人々も大勢いたことでしょうが、このTEDはいろいろな分野の人々の講演、ありとあらゆるテーマがとりあげられてるのです。
多彩な分野の人々の話は何のつながりがあるのかと思われていたのですが、全く違う世界の話を聞くことで知識は全てつながっていて結びついてくると気づいていいアイデアが生まれ、新たな考えが生みだされてきてるのだそうです。

異業種交流会とも通じるものがあると思いますが、かつて我が家へも世界中の若者たちが集まり語りあっていた時期があったのが懐かしく思いだされます。
それぞれの専門分野の科学やビジネス、異文化など、多彩なことをいつも語ってもらってましたが、残念なことに聴衆者である我が家族はそれらを受け止める能力がなかったばかりに生かすことができませんでした。
あのときの彼らはそれぞれの国に散らばっていき、すばらしい活躍をしているのがネット上でわかります。

でも彼らのような人々と出会えただけでもすばらしい人生だったなーって思って感謝しなくちゃ、、、、。