庄内めぐり 2

南洲神社のすぐそばは広大な市営公園になってます。
その一角に郷土出身の写真家土門拳の記念館http://www.domonken-kinenkan.jp/があります。
十数年前に訪ねて以来です。 この光景がとっても大好きです!

眼前には池の眺望があるここのロビーのイスに座ってると一日中ぼーっとしていたい気分になります。 

そのあと市街地に移り、海向寺で即身仏を拝観することになりました。

即身仏の多くは庄内地方にあるそうです。即身仏とミイラのちがいなどもわかりました。
かつてライシャワー駐日大使夫妻も訪れており、丁寧な感謝のお手紙がありました。
日本の宗教上の奥深さに感銘を受けたという内容でした。
映画「おくりびと」の撮影がここら辺一帯で行われたので観光客のために案内がありました。

昼食はお寿司やさんです。
酒田港の新鮮な魚です!
そのあと近くにある江戸時代から続く料亭「相馬樓」http://www.somaro.net/で舞娘さんの舞踊を観ることになってます。
入り口では舞娘さんや女将さんが愛想よく迎えてくれたので、いつもNHK拝見してますよと伝えました。

最近は、NHKの番組と番組の合間によく登場してすっかり有名になっています。
国の登録文化財建造物に指定されてるそうです。
外国人のお客さまたちもいました。
 
踊りが終わったあと、写真撮影ができます。
料亭の見学もできるのですが、広くて迷路のようです。
中庭もとてもいいです。
 
お蔵も続いているのですが、お雛様が展示されていましたが、とってもおおきいんです!
竹下夢二もよく投宿してたのでたくさん夢二の作品もあって記念館になってました。
お座布団が扇型になってたり、ふすまの取っ手が陶器でできてたり、日本文化の再発見ができました。

そのあと鶴岡方面に向かい出羽三山の一つの湯殿山にお参りです。
山の中の高速道をひたすら走り1時間あまりで赤い大鳥居が見えてきました。
ここからは、徒歩かバスでないと入れないのです。
 
バスが着いたところででは、修行者たちの集団が下りてきました。
会社員やOL,高齢者といろいろな方が参加してるようです。
わずかな食事、滝行、などを3日間やるそうです。

バスから下りて渓流地のほうに下っていくところに湯殿山神社があるのです。
病気の平癒に大変ご利益があるとのことで全国からお参り客が絶えないようです。
一帯は霊気漂ういかにも聖地という感じです。
素足になってお参りする場所に向かうのです。お祓いしてもらったあとは、熱い温泉が流れてくる岩を登って
その先にあるご神体を参拝するのですが、このような場所があるとは、、、!
聖地なので、撮影禁止、あまり語ってもいけないそうですから、この辺で。
一日で回った場所が濃密で2,3日の旅した気分でした。
知らない故郷の場所がいっぱいあってとっても新鮮でした。

翌朝みなさんと別れて18切符の旅で一人旅しながら帰ることにしました。
 私が通学してたころは「温海駅」だったのに、難解で読めないということで「あつみ温泉」と改称されたそうです。
なつかしい景色ともお別れです。
 
 最上川に沿って走ります。

  「茂吉記念館前」駅

 山形駅では昼ころに着いて乗り換えまでにゆとりがあったので昼食タイムにし、のんびりしてたら駅のホールで花笠おどりが始まりました!
ちょうど今夜は花笠おどりのお祭りだったのです。
そのあと福島、郡山、黒磯と乗り継いだのですが、福島の街も見れてそして地元の方たちとも話しができました。
電車の中でもあちこちで地元の方たちと会話ができて充実した旅になりました。

今回の旅で鹿児島の方と会ったり、西郷さんの神社をお参りしたことで、鹿児島と庄内の関連性のあることを
いくつかおしえてもらいました。
鹿児島の老舗デパートの山形屋http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E5%B1%8Bはその昔庄内出身者が創業したものだそうです。他にもいくつかあったのですよ。びっくり!!