バルカン室内楽団 23日NHKで

月島のトリトンスクエアの第一生命ホールで国際交流基金主催の「バルカン室内管弦楽団」の演奏会があった。
 

                       トリトンスクエアの天井画

昼の部は2時からだったが、席はいっぱいだった。
バルカン室内管弦楽団は、紛争で敵対していたコソボセルビアアルバニアマケドニア人などの演奏家たちの民族を超えて結成された楽団である。
日本人指揮者柳澤寿男さんは、バルカン地域で最初は小規模の人々と演奏活動をやっていたが、メンバーの一人が「敵がせめてきたら楽器ではなく銃を持つんだ」という言葉に衝撃を受け、紛争地域の人々の友好に努力したいと思うようになり、大変な困難ななか力を尽くしていってできたものだそうだ。
国連でも高く評価されこれから国連で演奏することになってる。
国際交流基金では柳澤さんの活動を支援しているので、今回日本で演奏会を開くことになった。 
「音楽に国境はない」!
どこの国にも属しない、宗教、民族の壁を乗り越えてきた楽団。柳澤さんは長い道のりを乗り越えてようやくここまできたという感無量の気持ちだったと思います。
聴衆者のなかに目頭をあつくして聴いてる人々を感じることができた。
柳澤さんはコソボのアパートに一人で単身赴任で生活していて電気や水が急に止まったりという不便ななかで生活しているそうですが、そういう生活をユーモアで語ってくれました。
柳澤さんは、学生時代ウイーンを旅してるときにたまたま小沢征爾さんのコンサートに出会ったそうです。ヨーロッパの国において大勢の外国人に囲まれて指揮棒を振ってる小沢さんを見て「これぞサムライだ!」って感動し柳澤さんもこの道を目指したいと思うようになったそうです。

今日ピアノ演奏したピアニストは指揮者の柳澤さんの夫人で吉村美華子さん。
終了後のレセプションで 吉村さんにお目にかかり感動したことを伝えることができてとても嬉しかった。
NHKで取材にきていて、23日の朝「おはよう日本」で放映される予定。
    

            終了後のレセプションに参加。

 女優の星野知子さんが司会をつとめられた。星野さんは国際貢献の活動もやっていて、今放映されているNHK朝ドラにも出演されている。主役が憧れている編集長の役としてでている。

築地方面に向かって帰ると、都内では珍しいトリトンブリッジ(橋の上に動く歩道)があります。

そのあとニューオータニにうつり、6時から、またこれも国際交流基金主催の「インターカルチュラル.シテイと多文化共生」のシンポジウムに参加させていただいた。ヨーロッパの国々で多文化の共生問題に関わっている専門家を招き、日本各地の多文化共生に取り組んでる地域や組織などを視察したあとこのシンポジウムを催したもの。
シンポジウムのパネリストの吉富志津代さんは昨年の今頃、新大久保で行われた多文化学校というイベントで講師をされたときにお会いしていたので再会できたことをお話できました。
同時通訳付。終了後またレセプションに参加し、いろいろな方たちとお話しできとても豊かな充実した一日を過ごすことができた。