おりがみ

 映画を観るために家を出たけど遅れたので、先にお茶の水駅に行きおりがみ会館に行って見ました。
朝からお客さんたちがけっこういます。
館長さんがおりがみの実演をしています。
人垣の中から覗いてみたら、次々といろいろなものをまるで魔術師のように折りあげていきます。
長方形の紙で箸袋を折って、そこへ模様のついた和紙を切り取って貼るというのも教えてくれました。
それをまた三つ折りに折ると、ぽち袋になったりお年玉袋になったりと変化していきます。
料理屋さんで料理がでてくるのを待ってる間に、箸袋でおりがみを楽しむと待ち時間も苦にならないとか、きれいな包装紙でもなんでもちょっとの残りの紙きれがあれば、なんでもすぐに作品を作ることができるんですよとのこと。
端々をそんなにきちんと折らなくても大丈夫!ちゃんとできるんだから、、
とにかくたのしむことですよ!とか、軽妙洒脱なトークをしながら指先を動かしているんです。粋な江戸っ子っていうのを感じます!
この館長さんのお話を聞くのもまいどの楽しみです!
「昨日、テレビ拝見しましたよ」ってお客さんが言ったら、館長さんは、「ありがとう!水戸黄門の番組が終わって年寄りが楽しむ番組がなくなったからって、私がよばれるんですよ!」って笑いながらおっしゃってました。
そうしてるうちに、そこにいるお客さんたちに折り紙や年賀はがきを用意してくれ年賀状の簡単なデザインを教えてくれたんです。昨年もたまたまそういう時期に伺って同じ体験させてもらいました。
商品を買う買わない関係なく誰にでも作品作りをさせてくれるのですよ。スゴーいサービスですね。

折り紙を難しく考えないで誰でも気軽に、またお金も使わなくても切れ端の紙でも箸袋でもなんでも使って、工夫しだいで実用品もできるので大いに楽しみましょうという考えをもっておられるのがこの館長さんなんです。
トークを聞かせてもらい年賀はがきも作らせてもらい、、とっても嬉しいひとときでした。