鳥取砂丘

鳥取の朝は爽快な気分で迎えましたが、
気温はだんだん上がってきます。
松崎駅から鳥取駅に再び降り立ちました。
バスで砂丘へ。
ちょうどお昼で炎天下真っ盛りの砂丘入口には大勢の人たちが歩いているのが
見えます。

  
砂の中を歩いていったら、どんどんサンダルの中に砂が入ってきて足が
熱い!あっち〜 アッチ〜って大変な熱さです。
サンダルを履いていったのは大誤算でした!
まるで熱い鉄板の上にいるみたいです。
恐怖になってきました。
逃げ場がないんです!
引き返すのももったいないので一生懸命砂を払いながら歩きました。
半ズボンでゴムぞうりの若者たちが追いかけっこしてバタンと倒れたら、あち〜あち〜と
飛び上がっています。
ほんとに危険なんです!
無知のまま砂丘に入ったら、命を失いかねないです。
自然界のやさしさと恐怖を見た思いです。

途中で砂丘レンジャーさんとお会いしたので、砂丘についていろいろ伺いました。
砂丘と砂漠の違いは年間降水量の違いとか、今ごろの砂は60度くらいの温度になるとか。
砂丘で倒れてる人が時々出るそうで、救急車が入れないのでドクターヘリに救助されることもあるそうです。案外若者たちの事故が多いそうです。徹夜で運転してきてふらふらのまま砂丘に飛び込んでいくそうで。

帰りはレンジャーさんに教えてもらった方角の道から帰ってきたらそれほどでもなく無事に帰れました。
砂丘入口にはジオパークセンターがあり小学生たちに砂漠の模型を使って
解説していました。

お客さんがいなくなったので若い女性の学芸員さんから個人教授みたいに図表を見せてもらいながらいろいろなことを教わってきました。
日本一の砂漠は青森にあるのだそうで。意外でした。
砂丘に生息するいきものたちもいます。
砂丘から発見されるものの中には和同開珎や陸軍演習時代の銃弾などが発見されることも。
このジオパークセンターに立ち寄って砂丘の知識を仕入れてから砂丘に足を踏み入れた
ほうがよかったな〜って思いました。
学芸員さんからもできればそうしてもらいたいと言われました。
社会科見学で訪れる小学生たちも話を聞いてから砂丘に入るのでいろんなものを見つけてくるそうです。学芸員さんいわく「子どもたちは発見するのがうまいですから」
それで、また再び砂丘に入りたくなって、戻っていってきました。
今度はこころなしか砂の温度が下がってるように感じて歩きやすかったです。

すぐそばにある砂の美術館にも寄ってきました。
砂の美術館は世界唯一だそうです。圧倒されました!
毎年外国の砂のアーテイストたちをよんできて3ヶ月かけて制作するそうです。
今年はドイツがテーマです。
ヘンゼルとグレーテルアインシュタインなど童話から政治や歴史など幅広く網羅した作品が展示されてました。
 




........